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- 介護の仕事に就きたいけど、ブラックな職場に不安がある
- 介護職の長時間労働や低賃金の噂を聞いて迷っている
- 良い介護施設を見分ける方法を知りたい
介護業界では、ブラックな労働環境が問題視されています。しかし、すべての介護施設がブラックではありません。この記事では、ブラックな介護施設の特徴や見極めるポイント、入社した場合の対処法を解説します。記事を読めば、ブラックな介護施設を避け、自分に合ったホワイトな職場を見つけるポイントがわかります。
ブラックな介護施設の主な特徴は、給与が相場から外れており、常に求人がでている点です。認証評価制度で客観的な評価を確認したり、転職エージェントを活用したりしてホワイトな介護施設を見つけましょう。
ブラックな介護施設の労働環境の特徴

ブラックな介護施設の労働環境の特徴は、以下のとおりです。
- 労働基準法を守らない
- 長時間労働が常態化している
- 有給休暇が取りにくい
労働基準法を守らない
労働基準法を無視し、従業員の権利を侵害している施設の違反内容には、以下のようなものがあります。
- 労働時間・休憩時間の規定無視
- 残業代の未払い
- 最低賃金以下の給与設定
- 法定休日の勤務強要
- 労働契約書の未交付
- 労働安全衛生法にもとづく健康診断の未実施
- 社会保険や雇用保険への未加入
労働基準法への違反は、従業員の健康や生活に深刻な影響を与えます。介護の質にも悪影響を与えるため、法律を守らない施設で働くことは避けましょう。
長時間労働が常態化している

36協定を無視した違法な長時間労働が行われている施設もあります。以下の要因により、長時間労働が常態化するケースが見られます。
- 休憩時間が十分に取れない
- 夜勤や連続勤務が多い
- 休日出勤が頻繁にある
- サービス残業が当たり前になっている
- 突然の勤務変更や呼び出しがある
- 持ち帰りの仕事が多い
長時間労働は、従業員の健康被害や離職率の上昇につながり、施設全体の質の低下を招く要因です。
有給休暇が取りにくい
有給休暇が取りにくい点もブラックな労働環境の特徴です。人手不足で取得率が低いケースや、周囲からの圧力により申請しても却下されるケースがあります。有給休暇が取りにくい職場では、従業員のモチベーションが低下し、離職率が高くなります。休暇が取れないストレスの蓄積によるバーンアウトも懸念点です。
ブラックな介護施設の求人の特徴

ブラックな介護施設の求人の特徴は、以下のとおりです。
- 求人と入社後の条件が違う
- 常に求人が出ている
- 給与が相場より極端に高いまたは低い
求人と入社後の条件が違う
ブラックな介護施設では、以下の点で求人と入社後の条件が違う場合があります。
- 給与や勤務時間、休日数の違い
- 福利厚生や研修制度がない
- 勤務形態が違う
- 業務内容や責任範囲が広い
求人と入社後の条件が違うことは労働者の権利の侵害であり、労働基準法違反の可能性もあります。面接時には労働条件を確認し、書面での契約内容を確認することが大切です。
常に求人が出ている

常に求人が出ている介護施設は、従業員の離職率が高いことを示しています。労働環境や待遇が悪く、ブラックな職場である可能性が高いため、注意が必要です。人手不足が慢性化している職場の求人の特徴は、以下のとおりです。
- 同じ職種の募集が繰り返し掲載されている
- 短期間で複数の求人を出している
- 求人サイトに常に掲載がある
- 「急募」「即日勤務可」などの表現が目立つ
常に求人が出ている場合は実際の労働環境や待遇を確認し、慎重に検討しましょう。
給与が相場より極端に高いまたは低い
相場から大きく外れた給与設定には、何らかの問題が隠れている可能性があるため、注意が必要です。相場よりも極端に高い給与の職場は、長時間労働などの過酷な労働条件が考えられます。相場よりも極端に低い給与は、施設の経営状態の悪化や労働者の権利軽視が予想されます。
給与支払いの遅延や未払いの噂がある場合も注意してください。残業代や昇給、賞与の条件などが不透明な場合は、ブラックな職場の可能性があります。経験や資格が給与に反映されているかも考慮しましょう。福利厚生も労働環境を測る基準の一つです。給与だけでなく総合的な待遇も確認するのがおすすめです。
ブラックな介護施設の人間関係の特徴

ブラックな介護施設の人間関係の特徴には、以下が挙げられます。
- ハラスメントやいじめが横行している
- 従業員の入れ替わりが激しい
- 従業員の雰囲気が悪い
ハラスメントやいじめが横行している
以下のようなハラスメントやいじめが横行していることは、ブラックな職場環境の表れです。
- 上司や先輩からの理不尽な叱責や罵倒
- 特定の従業員に対するいじめや仲間外れ
- 新人へのいじめ
- 従業員間の陰口や悪口の蔓延
ハラスメントやいじめが続くと、従業員のメンタルヘルスに深刻な影響を与えます。ハラスメントの相談窓口が機能していない、または存在しないことも大きな問題です。ハラスメントやいじめの加害者が処罰されずに放置されていると、従業員間の対立や派閥が形成されて悪循環を招きます。
従業員の入れ替わりが激しい

短期間で多くの従業員が退職する職場は、雰囲気が不安定です。ベテラン従業員がおらず、派遣スタッフに依存している職場では、引き継ぎが不十分になります。従業員同士でのコミュニケーションが取りづらく、利用者との信頼関係構築も難しくなります。労働環境や人間関係に問題がある可能性も高く、注意が必要です。
従業員の雰囲気が悪い
従業員の雰囲気が悪い介護施設は、利用者と従業員のどちらにとっても悪影響です。コミュニケーションが少なく、笑顔が見られない職場があります。挨拶がなく、基本的な礼儀が守られていない場合もあります。愚痴を言う人が多いのも雰囲気が悪い職場の特徴です。
上司と部下の関係が悪かったり、新人への指導や支援が不十分だったりなど、チームワークが悪い状況も見られます。職場の雰囲気が悪いとモチベーションが下がり、仕事に対する熱意を感じられなくなります。利用者への対応が冷たくなったり、ぞんざいなものになったりするなどの悪影響も及ぶため、注意しましょう。
ブラックな介護施設を見極めるポイント

ブラックな介護施設を見極めるポイントは、以下のとおりです。
- 求人情報で見わける
- 見学で判断する
- 面接でチェックする
求人情報で見わける
給与や待遇が明記されていない求人は、労働環境が厳しい可能性があります。勤務時間や休日があいまいな場合にも注意が必要です。残業や夜勤の頻度が高い求人は、長時間労働が常態化している傾向があります。頻繁に求人を出しており、急募や即日勤務可能を強調している場合は、離職率の高さが予想されます。
経験不問や資格不要を強調している求人も要注意です。福利厚生や研修制度の説明が不十分な場合も、従業員の待遇が良くない可能性が考えられます。ポイントを意識して求人情報を見れば、ブラックな介護施設の見極めが可能です。
見学で判断する

実際に施設を訪れて見学すると、求人情報だけではわからない多くの情報が得られます。笑顔で生き生きと働いている従業員が多ければ、労働環境の良さが感じられます。疲れた表情や無愛想な態度が目立つ場合は、注意が必要です。利用者に対する丁寧な対応がされているかどうかも確認しましょう。
施設の匂いや音、清潔感なども、適切な環境管理が行われているかの目安です。見学時の案内者が質問にあいまいに答えたり、施設の問題を隠そうとしたりする場合は警戒してください。見学は職場環境を見極める貴重な機会のため、しっかりと観察することが大切です。
面接でチェックする
面接で以下の点を質問すると、ブラックな介護施設を見極められます。
- 労働条件や勤務体制
- 残業の頻度
- 休日出勤の有無
- 有給休暇の取得状況
- 離職率や平均勤続年数
- 研修制度や資格取得の支援制度
- 職場の雰囲気や人間関係
- 施設の理念や方針
- 現場の課題や改善の取り組み
質問に対する回答があいまいでないか注意してください。面接官の態度や対応からも、職場の雰囲気を推測できます。面接では、不明点を積極的に質問しましょう。
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ブラックな介護施設に入社した場合の対処法

ブラックな介護施設に入社した場合の対処法は以下のとおりです。
- 転職を検討する
- 労働組合や労働基準監督署に相談する
- 未払いの残業代を請求する
転職を検討する
転職すれば、より良い環境で働ける可能性があります。転職を考える際は、自分のキャリアプランと現在の職場環境を見直すことが大切です。希望する職場や条件を明確にし、必要に応じてスキルアップや資格取得を検討しましょう。転職市場の動向調査を行った後に、面接対策や自己PRの準備もしてください。
退職のタイミングを検討し、退職後の生活と金銭面のプランを立てることも大切です。転職エージェントへ登録し、適切なサポートを受けるのも良い方法です。転職にはリスクが伴うため、十分な検討と準備が欠かせません。
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労働組合や労働基準監督署に相談する

労働組合に加入すると、組織的な方法でブラックな職場についての問題に取り組めます。労働基準監督署では、労働条件や法令違反について相談可能です。相談する内容の記録と証拠収集を行い、実名で申告するとより効果的です。同僚との情報共有があると、複数の訴えとして証拠がより強化されます。
相談後は、労働組合や監督署の助言にもとづいて適切に対応してください。相談後に不利益な扱いを受けた場合も違法行為として必ず報告しましょう。状況によっては、労働審判や訴訟も選択肢の一つです。
未払いの残業代を請求する
未払いの残業代を請求することは、労働者の正当な権利です。請求の際は勤務時間を記録しておきましょう。残業時間の記録や証拠を集める必要があります。労働基準法にもとづく正確な残業代が計算できたら、雇用主に書面で請求してください。請求を理由とする不利益な扱いも違法になります。
話し合いでも解決できない場合は、労働基準監督署や弁護士に相談できます。和解や調停など、裁判外の解決方法も検討しましょう。残業代の請求は退職後でもできますが、2年の時効がある点には注意してください。
ホワイトな介護施設を見つける方法

ホワイトな介護施設を見つける方法は、以下のとおりです。
- 認証評価制度を確認する
- 複数の求人情報を比較する
- 転職エージェントを活用する
認証評価制度を確認する
介護施設の質を客観的に評価する認証評価制度は、ホワイトな介護施設を見つけるための重要な指標です。参考にできる認証評価制度には、以下が挙げられます。
- 介護サービス情報公表制度
- 第三者評価制度
- 介護職員処遇改善加算
- 介護プロフェッショナルキャリア段位制度
- 介護事業所認証評価制度
認証評価制度の目的は、施設の透明性や質の向上です。都道府県や市区町村が独自の認証制度を設けている場合もあります。
複数の求人情報を比較する

同じ施設の求人情報を複数のサイトで確認すると、情報の一貫性が確認できます。以下の情報に注目して比較しましょう。
- 給与条件
- 勤務時間
- 休日数
- 福利厚生の内容
- キャリアアップ制度
- 研修制度
- 応募資格や経験要件
- 求人の文言や表現の違い
口コミサイトも参考になりますが、極端な意見に惑わされないよう、総合的に判断することが大切です。
転職エージェントを活用する
専門知識を持つ転職エージェントでは、自分に合ったホワイトな職場環境を見つけるサポートを受けられます。介護業界の最新動向や施設の評判など、求人情報だけではわからない情報を教えてもらえます。自分のスキルや経験に合った求人を紹介してもらえるため、より効率的な転職活動が可能です。
専門家による条件交渉や面接対策で、転職活動をより有利に進められる可能性も高まります。転職エージェントの利用は基本的に無料です。エージェントによって得意分野や持っている情報が異なるので、複数を併用すると応募先の選択肢が広がります。
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» 介護職の転職エージェントおすすめ5選を紹介
まとめ

介護業界にはブラックな介護施設が存在するため、見極めは大切です。労働基準法違反や長時間労働、有給休暇が取りにくいなどの状況は、ブラックな職場の代表的な特徴です。求人を見る際は、頻繁に求人募集している施設や、極端な給与設定に注意しましょう。
ハラスメントが横行している職場や離職率が高い職場も、人間関係がブラックな環境の可能性があります。介護施設を見極めるためには、求人情報のチェックや施設見学、面接時の質問が有効です。ブラックな介護施設に入社してしまった場合は、転職や労働組合への相談、未払い残業代の請求などを検討できます。
ホワイトな介護施設を見つけるためには、認証評価制度の確認や求人情報の比較、転職エージェントの活用が効果的です。介護の仕事には大変な面もありますが、ホワイトな職場環境で働けば、魅力を感じられる仕事でもあります。ポイントを押さえて、理想の職場を探しましょう。
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