介護職のリアルな仕事内容!やりがい・魅力・向いている人の特徴を解説

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介護職のリアルな仕事内容!やりがい・魅力・向いている人の特徴を解説

「介護の仕事に興味はあるけど、実際の仕事内容がわからない」と感じる人は多くいます。介護職は高齢者や障がい者の暮らしを支える大切な仕事です。この記事では、介護職の仕事内容や必要なスキル、やりがいについて詳しく解説します。記事を読めば、介護職の基礎知識から実践的なポイントまで把握が可能です。

介護職を目指したい人は、自分に合った働き方を見つける参考にしてください。

介護の仕事の基礎知識

介護職に必要な基礎知識を以下のとおり解説します。

  • 介護の仕事に必要なスキル
  • 介護福祉士と介護士の違い

介護の仕事に必要なスキル

介護職に求められるスキルは、技術面と精神面の両方です。利用者一人ひとりの状態に応じた適切なケアを提供するため、専門的な知識と実践力が必要です。食事介助や入浴介助の技術、緊急時の対応力などの実務スキルが求められます。

精神面では、利用者や家族の気持ちに寄り添える共感力と、チームメンバーとの円滑なコミュニケーション能力が重要です。体力面の負担も大きいため、健康管理のスキルも欠かせません。

介護福祉士と介護士の違い

介護職には、国家資格である介護福祉士と資格を持たない介護士があります。両者の違いは以下のとおりです。

項目介護福祉士介護士
資格国家資格無資格または初任者研修修了・実務者研修修了
医療行為一部可能基本的に不可
給与水準月給約33万円月給約27万円
キャリア管理職への道も有経験により昇進可

介護福祉士は専門的な知識と技術を持ち、指導的立場を担います。転職や昇進の機会も多くあります。介護士は基本的な介護技術で対応し、日常生活の支援を行うのが一般的です。経験を積んで介護福祉士の資格を取得すれば、キャリアアップの可能性が広がります。
» 介護福祉士国家試験|社会福祉振興・試験センター(外部サイト)

介護職の仕事内容

介護職の主な仕事内容は以下のとおりです。

  • 身体介護
  • 生活援助
  • その他の仕事

身体介護

身体介護とは、利用者の身体に直接触れて行う介助です。食事や入浴、排泄など、日常生活の基本動作をサポートします。食事介助では食べやすい食事形態に調整したり、むせ込み防止のために一口量を調整したりします。入浴介助では、安全に配慮しながら洗身や洗髪を行うサポートが大切です。

身体介護では、利用者の体調や身体機能に合わせた介助方法を選ぶ必要があります。片麻痺のある利用者の場合、麻痺側に配慮した介助が必要です。利用者の尊厳を守り、自立支援の視点を持つのも重要です。自分でできることは行ってもらい、必要な部分だけを介助すれば、残存機能の維持・向上につながります。

生活援助

生活援助とは、利用者の日常生活を支える家事援助を指します。生活援助の主な内容は以下のとおりです。

  • 食事の準備や調理を行う
  • 掃除や洗濯をサポートする
  • 買い物を代行する
  • 衣類の整理や収納を手伝う
  • ベッドメイキングを行う

生活援助では、利用者の生活習慣や好みを理解し、尊厳のある暮らしを支えます。食事の準備では好みの味付けや食器の配置に配慮し、掃除では使い慣れた道具や方法を尊重します。買い物では予算や好みに合わせた商品選びが欠かせません。

その他の仕事

介護職には身体介護や生活援助以外にも重要な仕事があります。レクリエーションの企画・運営では、利用者の身体機能や認知機能の維持・向上を目的とした活動を行います。季節の行事や趣味活動を通じて、生活に楽しみや刺激を取り入れるのも大切な業務の一つです。

介護記録の作成も重要な業務で、利用者の体調変化や介護内容を正確に記録し、スタッフ間で情報を共有します。家族との連絡調整や、医療職との連携も欠かせません。利用者の状態に変化があった場合は、速やかに報告・相談し、適切な対応を検討します。

介護職が活躍できる職場

介護職が活躍できる職場は以下のとおりです。

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • デイサービス
  • 訪問介護

» 【介護職】働きやすい施設の特徴と種類まるわかり!

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、要介護3以上の高齢者が入所する介護施設です。24時間体制で介護サービスを提供し、食事や入浴、排泄など日常生活全般をサポートします。入所者の多くは重度の要介護状態にあるため、専門的な介護技術と医療的な知識が必要です。

施設内では、介護職員だけでなく、看護師や栄養士、相談員など多職種が連携してケアを行います。入所者一人ひとりの状態に合わせた介護計画を作成し、尊厳ある生活を支援します。夜勤もあるため体力は必要ですが、長期的な関係の構築が可能です。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、医療と介護の中間施設として位置付けられています。病院での治療を終えた高齢者が、自宅生活に戻るためのリハビリを行う施設です。医師や看護師が常駐し、専門的なリハビリテーションを提供します。介護職は、利用者の日常生活の支援とリハビリ職との連携を担当します。

入所期間は原則3〜6か月です。自宅復帰を目指したケアプランを利用者に合わせて作成します。医療的な知識が求められるため、バイタルサインの確認や服薬管理など、医療職との連携が重要です。利用者の状態改善を実感できるので、やりがいを得られます。

有料老人ホーム

有料老人ホームで提供される主なサービスは以下のとおりです。

  • 食事や入浴の介助を行う
  • 健康管理を実施する
  • レクリエーションを企画する
  • 生活相談に対応する
  • 緊急時のサポートを行う

有料老人ホームは、自立から要介護まで幅広い入居者が生活する施設です。民間企業が運営するため、サービスの質や接遇面での要求水準が高くなります。介護職には、専門的な介護技術に加え、ホスピタリティの高いサービス提供が必須です。施設によっては、イベントの企画・運営やフロント業務なども担当します。

デイサービス

デイサービスは、高齢者が日帰りで通う通所介護施設です。送迎だけでなく、食事や入浴、レクリエーションまで、日中のさまざまな活動をサポートします。利用者の身体機能や認知機能の維持・向上を目的とした機能訓練も行います。在宅生活を続けるための支援と、家族の介護負担軽減が主な目的です。

デイサービスの特徴は、日中のみの勤務で夜勤がない点です。レクリエーションの企画・運営など、創意工夫を活かした仕事ができます。複数の利用者と関わりながら、笑顔や会話を楽しめる活気のある職場環境も魅力です。専門職との連携や家族とのコミュニケーションを通じて、介護の専門性を高められます。

訪問介護

訪問介護は、利用者の自宅を訪問して介護サービスを提供する仕事です。一人ひとりの生活環境や習慣に合わせた個別ケアが特徴です。身体介護では、食事や入浴、排泄の介助を行い、生活援助では掃除や洗濯、買い物などの家事をサポートします。利用者や家族との信頼関係を築きながら、在宅生活を支えます。

訪問介護では、1人で判断・対応する場面が多いため、介護技術と臨機応変な対応力が不可欠です。自分のペースで働ける反面、天候や交通事情の影響を受けやすい点には注意が必要です。介護職員初任者研修(ヘルパー2級)以上の資格が必要ですが、生活援助のみであれば無資格でも働ける場合があります。

介護職の1日の仕事内容の例

介護職の1日の仕事は、施設と訪問介護で大きく異なります。それぞれの職場における具体的な1日の流れを見てみましょう。

施設で働く介護職

施設で働く介護職の業務の流れ(一例)は以下のとおりです。

  1. 朝の申し送りを受ける
  2. 起床介助と着替えを行う
  3. 朝食の準備と介助をする
  4. 入浴介助を実施する
  5. 昼食の準備と介助を行う
  6. レクリエーションを実施する
  7. 夕食の準備と介助を行う
  8. 就寝介助を実施する

施設での介護業務はシフトで対応します。シフトの一例は以下のとおりです。

  • 早番(7:00〜16:00)
  • 日勤(8:30〜17:30)
  • 遅番(10:00〜19:00)
  • 夜勤(16:30〜翌9:30)

利用者の生活リズムに合わせて身体介護を行い、体調管理や機能訓練も実施します。介護記録の作成や申し送りにより、安全で質の高いケアを提供します。

訪問介護職

訪問介護職は、1日に複数の利用者宅を訪問してサービスを提供する仕事です。朝のミーティングで訪問先や注意事項を確認し、1件につき30分〜2時間程度の身体介護と生活援助を行います。移動時間の管理や訪問順序の調整も重要な業務です。

天候や交通事情によって予定が変更になる場合は、臨機応変な対応が求められます。各訪問後は介護記録を作成し、利用者の状態や提供したサービスの内容を報告します。訪問介護のやりがいは、利用者一人ひとりの生活環境に合わせた個別ケアができる点です。

介護職の仕事のやりがい

介護職のやりがいは以下のようになります。

  • 利用者から感謝の言葉をもらえる
  • 社会貢献を実感できる
  • キャリアアップできる

利用者から感謝の言葉をもらえる

介護職の最大のやりがいは、利用者や家族から直接感謝の言葉をもらえる点です。食事介助後の「おいしかった」、入浴介助後の「さっぱりした」などの言葉は、介護職の大きな励みになります。利用者の笑顔や「ありがとう」の一言が、日々の仕事の原動力です。

利用者の状態が改善したり、できなかったことができるようになったりする姿を間近で見られるのは大きな喜びになります。リハビリを重ねて歩行が安定してきた様子や、認知機能が戻ってきた様子に立ち会えるのは、やりがいを感じる瞬間です。

社会貢献を実感できる

介護職を通じた社会貢献の機会は以下のとおりです。

  • 高齢者の生活を支える
  • 家族の介護負担を軽減する
  • 地域福祉の向上に貢献する
  • 介護予防に取り組む
  • 社会保障制度を支える

介護職は、高齢化が進む日本社会を支える重要な役割を担います。利用者の生活を支えるだけでなく、家族の介護負担を軽減すれば、安心して暮らせる社会づくりに貢献できます。介護予防や認知症ケアなど、社会的課題の解決にも関われる点も魅力です。

キャリアアップできる

介護職では、経験や資格に応じたキャリアアップの機会が豊富にあります。初任者研修や実務者研修、介護福祉士へとステップアップすれば、より専門的な知識と技術を習得できます。ユニットリーダーや主任、管理者として組織運営に関われるのも魅力の一つです。介護職の給与水準も年々向上しています。

介護職員処遇改善加算の導入により、さらなる待遇改善も期待できます。資格取得支援制度や研修制度を活用して、着実にキャリアを積み重ねるには最適な環境です。

介護職に向いている人の特徴

介護職に向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 人と接するのが好きな人
  • 責任感がある人
  • チームワークを大切にする人

人と接するのが好きな人

人と接するのが好きな人は、介護職に向いています。利用者一人ひとりの性格や生活習慣を理解し、利用者に合ったケアを提供するには、コミュニケーション能力が不可欠です。笑顔で接し、相手の話に耳を傾け、気持ちに寄り添える姿勢も大切です。

介護の現場では、利用者だけでなく、家族や他の職種のスタッフとも頻繁にコミュニケーションを取ります。相手の立場に立って考え、適切な情報共有ができる能力が不可欠です。

責任感がある人

介護職に必要な責任感は以下のようになります。

  • 約束や時間を守る
  • 安全に配慮して行動する
  • 正確な記録を作成する
  • プライバシーを保護する
  • 専門性を高める努力をする

介護職は利用者の生命と生活を預かる重要な仕事です。時間や約束を守り、安全に配慮して業務を遂行する責任感が求められます。介護記録の作成や情報管理、緊急時の対応など、専門職として適切な判断と行動が必要です。自己研鑽に励み、介護の質を高めていく姿勢も大切です。

チームワークを大切にする人

介護の現場では、複数のスタッフが協力してケアを提供します。1人で抱え込まず、チームで支え合う姿勢が重要です。利用者の状態変化に気付いたら速やかに報告し、必要な対応を検討します。介護職だけでなく、看護師や理学療法士、ケアマネジャーなど、多職種との連携も欠かせません。

コミュニケーションを大切にし、お互いの意見を尊重しながら、より良いケアを目指す姿勢が求められます。困っている同僚をサポートし、自分も助けを求められる関係性を築けば、職場全体の介護の質が向上します。チームの一員として成長できる点も、介護職の魅力です。

まとめ

介護職は、利用者の生活を支える大切な仕事です。身体介護や生活援助の技術、コミュニケーション能力や責任感、チームワークが求められます。働く場所も多様で、施設や訪問介護など、さまざまな現場で活躍できます。利用者の笑顔や感謝の言葉に直接触れられる点も魅力です。

社会に貢献しながら、自分自身も成長できるやりがいのある職業です。人との関わりが好きで、誰かの役に立ちたいと考える人にとって、介護職は大きな可能性を広げます。
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