記事内に商品プロモーションを含む場合があります

介護士として働きながら、キャリアアップを目指す人は多くいます。キャリアアップを目指す介護士には、看護師への転職がおすすめです。この記事では、介護士と看護師の違いや、看護師に転職するメリットを解説します。記事を読めば、資格取得の方法や国家試験の概要など、必要な情報が得られるため必見です。
介護士から看護師になるには、4年制大学や専門学校など、自分に合った方法を選びましょう。看護師国家試験の合格率は高いため、適切な勉強法を実践すれば合格も十分可能です。
介護士と看護師の違い

介護士と看護師の違いを、以下の3点に分けて解説します。
- 資格の違い
- 仕事内容の違い
- 給料の違い
資格の違い
介護士と看護師は、資格の取得方法や必要な知識、業務範囲が異なります。主な違いを以下にまとめます。
- 介護福祉士
- 国家資格であり、3年以上の実務経験と介護福祉士国家試験の合格が必要です。介護士は、主に介護に特化した知識と技術が求められ、介護現場での就労が中心です。
- 看護師
- 国家資格で、看護師国家試験に合格する必要があります。看護師は、医療や看護の専門知識が必要です。病院やクリニック、介護施設など、多様な場所で働けます。
仕事内容の違い

看護師の主な業務は、医療行為の実施や患者の症状観察など、医療に直接関わる内容が中心です。医療機器の操作や患者家族への説明、急変時の対応なども看護師の重要な役割です。感染管理や医療チームとの連携も欠かせません。介護士は日常生活の支援が中心となり、医療行為は行えません。
給料の違い
多くの場合、看護師の方が介護士よりも高い給与を得ています。看護師の平均年収は400〜500万円です。介護士の平均年収は300〜400万円です。看護師は医療行為を行える専門職であり、より高度な知識と技術が求められるため、基本給が高く設定されています。夜勤や休日出勤などの特殊な勤務形態に対する手当も、手厚い傾向にあります。
介護士の給与は近年、処遇改善加算などの取り組みにより増加傾向です。しかしパート勤務の割合が高いため、全体的な収入は看護師に比べて低くなっています。看護師も介護士も、経験や勤務先によって給与に大きな差が出ます。都市部と地方での給与格差も存在するため、一概に比較するのは難しいのが現状です。
介護士から看護師へ転職するメリット

介護士から看護師へ転職するメリットは、以下のとおりです。
- 収入がアップする可能性がある
- 勤務先の選択肢が増える
- 業務範囲が広がる
収入がアップする可能性がある
看護師になると、収入がアップする可能性があります。看護師は、経験や専門性に応じた昇給、認定看護師や専門看護師の資格手当が手厚いからです。転職や異動による給与交渉の余地も広がり、管理職への昇進チャンスが増えると、収入増が見込めます。柔軟な働き方を選択すると、さらなる収入増の可能性もあります。
フリーランスや派遣として働くと、自分のペースで仕事量を調整できおすすめです。海外就労の機会もあるため、高い給料を得られます。看護師の資格は、国際的に通用するので、グローバルな活躍の場が広がっています。収入だけでなく、やりがいや適性なども考慮して、転職を検討しましょう。
勤務先の選択肢が増える

看護師資格を取得すると、より多様な医療や福祉施設で働くチャンスが広がります。看護師の勤務先は、以下のとおりです。
- 病院や診療所
- 介護施設
- 訪問看護ステーション
- 企業の健康管理室
- 学校の保健室
看護師に転職すると、地域医療や予防医学の分野でも活躍の場が広がります。健康相談や、健康教育などの仕事に携われます。看護師資格があれば、海外での就労も可能です。災害時の医療支援や国際協力など、幅広い分野で活動できるのも魅力です。看護師になると、勤務先の選択肢が大幅に増え、自分に合った環境で働けます。
キャリアアップの可能性も広がり、より充実した生活を送れます。
業務範囲が広がる
介護士から看護師になると、以下の医療行為が可能です。
- 患者の状態を診断して適切な処置を判断する
- 薬の投与や注射などの医療処置を行う
- 緊急時の対応や救命処置を実施する
より高度な医療知識や技術を習得できるため、チーム医療において中心的な役割を担えます。患者の病状管理や治療計画の立案への関与、専門的な医療相談や患者指導が可能です。医療機器の操作や管理ができ、より広範囲な健康管理や予防医療にも携われます。
看護師になると、介護士よりも幅広い業務に携われるため、キャリアの可能性が大きく広がります。
介護士から看護師になる方法

介護士から看護師になる方法は、以下を参考にしてください。
- 4年制看護系大学に通う
- 3年制看護短期大学に通う
- 看護師養成所(専門学校)に通う
- 高等学校の看護師養成課程に通う
- 准看護師になって実務経験を積む
4年制看護系大学に通う
4年制の看護系大学に通うと、4年間の課程で看護学を深く学べます。高度な医療知識と技術を習得できるため、大きな強みとなります。4年制大学では以下の教育を通して、看護師としての総合的な能力の習得が可能です。
- 一般教養科目
- 専門的な看護理論
- 実践的な臨地実習
- 卒業研究
4年制大学を卒業すると、看護師国家試験の受験資格を取得できます。保健師や助産師の資格取得も可能なため、キャリアの選択肢が広がります。4年制大学を検討する際は、学費が高額である点や、入学試験が必要な点を考慮しましょう。
授業料免除や奨学金制度を利用できる場合もあるので、経済的な負担を軽減できる可能性があります。
3年制看護短期大学に通う

3年制の看護短期大学に通うと、学習過程が3年間と比較的短いため、早く看護師になりたい人におすすめです。短期大学卒業の学位(短期大学士)が取得でき、看護師国家試験の受験資格も得られます。4年制大学と比べて、学費が安いのも魅力です。経済的な負担を抑えつつ、専門的な看護知識と技術を集中的に学べます。
3年制の短期大学は、臨地実習が充実しており、入学資格は高校卒業(見込み)以上です。卒業後すぐに就職や進学が可能で、一部の短大では、社会人入試制度もあります。3年制の短期大学では、保健師や助産師の受験資格は得られないため、注意しましょう。地域によっては、入学競争率が高い場合もあります。
看護師養成所(専門学校)に通う
看護師養成所(専門学校)は、実践的なスキルと知識を短期間で習得したい人に最適です。看護師養成所のプログラムは通常2〜3年制で、卒業後に看護師国家試験の受験資格が得られます。看護師養成所は、実践的な技術と知識の習得に重点を置いており、臨床実習も豊富に組み込まれているのが特徴です。
入学資格は高校卒業以上ですが、学費は4年制大学と比べて比較的安く設定されています。昼間部と夜間部を設けている学校もあるため、ライフスタイルに合わせて選択できます。看護師養成所に通うメリットは、以下のとおりです。
- 専門的な教育を集中的に受けられる
- 卒業後すぐに就職できる可能性が高い
- 地域の医療機関と連携した教育を受けられる
- 少人数制で細やかな指導を受けられる
- 国家試験対策が充実している
看護師養成所を選ぶ際は、自分の目標や生活状況に合わせて慎重に検討しましょう。各学校のカリキュラムや施設、就職サポートなどを比較するのがおすすめです。
高等学校の看護師養成課程に通う

高等学校の看護師養成課程は5年制のプログラムで、最も早く正看護師として働き始めることができます。普通科目と看護専門科目を並行して学べるのが特徴です。
高等学校の看護師養成課程では、実習も含む総合的なカリキュラムが組まれるため、早い段階から医療現場に触れられます。入学時から、看護師を目指す明確な目標を持てるのが魅力です。高校生活と看護師養成を両立させる必要があるため、一般的な高校よりも学習負荷は高くなります。
地域によっては、設置校が限られているので、進学を考える際は事前に確認しましょう。
准看護師になって実務経験を積む
准看護師になって実務経験を積むと、段階的にキャリアアップできるため、無理なく看護師を目指せます。具体的な流れは、以下のとおりです。
- 2年制の准看護師養成所へ通う
- 准看護師として3年以上の実務経験を積む
- 2年制の看護師養成所へ通う
- 看護師国家試験を受ける
准看護師になって実務経験を積むのは、働きながら資格取得を目指せるのが魅力です。准看護師として働くと、給与を得ながら学習を進められます。実務経験で得た知識やスキルを生かせるため、効率的な学習が可能です。4年制大学に通うよりも学費が抑えられるので、経済的な不安を減少させられます。
看護師国家試験の概要

看護師国家試験の概要を、以下の4点に分けて解説します。
- 試験形式
- 試験科目
- 合格率
- 合格するための勉強法
試験形式
看護師国家試験の試験形式は、マークシート方式です。問題数は240問あり、構成は以下のとおりです。
- 必修問題50問
- 一般問題130問
- 状況設定問題60問
試験時間は5時間20分で、1日で実施されます。年に1回、2月に全国の指定会場で同時に行われるのが特徴です。問題用紙は持ち帰れますが、解答用紙は回収されます。試験中は、電卓の使用が認められていません。暗算や概算の力も求められるため、日頃から計算練習をしておくのがおすすめです。
試験後に問題は公表されるので、自己採点や復習ができます。
試験科目
看護師国家試験の試験科目は、以下のとおりです。
- 必修問題
- 状況設定問題
- 人体の構造と機能
- 疾病の成り立ちと回復の促進
- 健康支援と社会保障制度
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護論
- 看護の統合と実践
看護師国家試験は、看護師として必要な基礎知識から実践的なスキルまでをカバーしています。現代の医療ニーズに対応した科目も含まれているのが特徴です。
合格率

看護師国家試験の合格率は、高い傾向にあります。毎年80%台後半〜90%台前半の間で推移しています。新卒者の合格率は、95%前後であるのに対し、既卒者は30〜40%とやや低いのが特徴です。
養成所や大学によって合格率に差があるため、志望校を選ぶ際には以下の点を参考にしましょう。
- 新卒者の合格率
- 既卒者の合格率
- 准看護師からの受験者の合格率
合格するための勉強法
合格するための勉強法は、以下を参考にしてください。
- 基礎医学の理解を深める
- 過去問を繰り返し解く
- 模擬試験を活用する
- 苦手分野を重点的に学習する
- 専門用語や略語を確実に覚える
暗記だけに頼らず、内容をしっかり理解しましょう。時間配分を意識して、問題を解く練習も重要です。グループ学習で知識を共有するのも効果的です。医療は日々進歩しているため、最新の医療情報を確認しましょう。
介護士から看護師になるときによくある質問

介護士から看護師になるときによくある質問は、以下のとおりです。
- 働きながら看護師は目指せる?
- 准看護師と看護師の違いは?
- 看護師資格取得後に介護士への復職は可能?
働きながら看護師は目指せる?
働きながら看護師は目指せます。多くの人が、仕事と学業の両立を実現しています。通信制や夜間、週末コースのある看護学校を利用すると、働きながら看護師資格の取得が可能です。准看護師資格を取得してから、看護師を目指す方法もあります。働きながら看護師を目指すには、以下の問題点があるため注意が必要です。
- 勤務先の理解と協力
- 時間管理と学習計画
- 経済的負担
- 体力的・精神的な負担
経済的な負担を軽くするためには、奨学金制度や助成金、勤務先の学費補助制度などを利用するのがおすすめです。長期的な視点で計画を立てると、働きながら看護師を目指せます。
准看護師と看護師の違いは?

准看護師と看護師の主な違いは、教育課程や資格です。准看護師は2年、看護師は3〜4年の教育期間が必要です。准看護師は都道府県試験を受験し、看護師は国家試験を受験します。准看護師は、医師や看護師の指示のもとで業務を行います。看護師は、より広範な判断と責任を持って、業務を行うのが特徴です。
看護師の方が給料が高い傾向にあり、キャリアアップの機会や就職先の選択肢も多くあります。看護師の資格の方が、国際的にも通用する資格です。准看護師から看護師への移行は可能ですが、追加の教育と試験が必要です。自分の目標や希望する働き方に応じて、准看護師と看護師のどちらを目指すかを検討しましょう。
看護師資格取得後に介護士への復職は可能?
看護師資格取得後に、介護士へ復職するのは可能です。介護と看護の両方の視点を持つ人材として、重宝されます。介護の現場経験は、看護師としても大いに生かせるため、キャリアの幅が広がります。看護師資格取得後に、介護士に復職するメリットは、以下のとおりです。
- 患者さんへの理解が深まる
- より質の高いケアを提供できる
- 介護施設に就職できる
介護士として働きながら看護師の資格を維持できるため、状況に応じて柔軟に職種を選択できます。介護現場での看護師の需要は高まっているので、看護師と介護士の経験を持つ人材は貴重です。
まとめ

介護士から看護師への転職は、キャリアアップの選択肢として魅力的です。収入アップや業務範囲の拡大など、多くのメリットがあります。看護師になるには、大学や専門学校などで資格取得に向けて勉強します。働きながらの資格取得も可能ですが、時間と努力が必要です。准看護師を経て、正看護師を目指す道もあります。
看護師資格を取得しても介護士として働けます。看護師と介護士の経験を持つと、より幅広い視点でのケアを提供可能です。看護師への転職は、新たな可能性を開くチャンスとなります。